HMSペガサスについて

HMS ペガサスは 1766~1780年に25隻造られた6等級艦、スワン級シップ装帆スループの1隻です。HMSペガサスについてHMS ペガサスは 1766~1780年に25隻造られた6等級艦、スワン級シップ装帆スループの1隻です。

1775年8月1日に海軍省からシアネス造船所(Sheerness Dockyard)に対して建造命令が出され、1776年12月27日に進水しています。

ペガサスの原図面は存在しており、このキットはその図面に基づいています。スワン級6等級スループは小型艦のわりには非常に魅力的な艦で、美しいハル(艦体)のラインが人を惹きつけるということもありますが、なによりもこの大きさの艦としては例外的なほどの装飾が施されています。当時、フランスその他との長引く戦争により経費削減を強いられた海軍本部は、あらゆる艦船の装飾と彫刻を最小限とするように命じましたが、スワン級はその命令の直前に建造されたのです。

H.M.Sペガサス

参考)HMSフライ

姉妹艦HMSフライもキット化されています。キットとしても、かなり近い内容のものになっています。大きな違いは、フライには銅板はないこと、船尾の窓上の装飾にエッチング部品を多用していないこと(フライはレジンパーツ)、ボート・旗が付属していないこと、また大砲の架台は鋳造品であること、リギング周辺パーツのエッチングが抑えられていることのようです。ただしグレードアップキットが別途販売されており、それによれば、銅板と船尾の窓上の装飾パーツ以外は同様に製作できるようです。

H.M.Sフライ

製作動画

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動画制作者はウクライナ出身の方のようです。かなりの上級者ですので、キットには指示されていないようなことも、なさっています。製作の最初のほうでフィラーなどをたくさん入れておられるのも、上級者がよくなさる工夫の一つで、船体カーブをうまく表現するための工夫だと思います。電動工具は、あると便利で加工の幅が広がるようです。特にミニルーターなどは、予算があれば、通常、購入を検討すべき工具だと思います。

銅板についての接着剤は、メーカーに尋ねたところシアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)を推奨しておられました。ここで注意しなければならないのは、日本ではシアノアクリレート系接着剤を瞬間接着剤と呼び、ほぼアロンアルファのことと理解されることが多いのですが、もともとシアノアクリレート系接着剤は様々なタイプが存在するようで海外では、各種販売されているようです。私自身が、ずっと昔個人輸入でアメリカから購入し使用したものは、動画で使用されているものと同じような半透明の容器に入れられた、さらさらの液体で接着に少し時間的余裕があるもので、位置がずれたときに便利でした。

なお、日本では、銅板作業では、昔からゴム系接着剤を利用するのがメジャーなようです。その方が無難かもしれません。(セメダインX等が無難かもしれません。日本の瞬間接着剤は、今は改善していますが、昔は衝撃に弱かったですし、時間が経過した場合に、どの程度強度があるのかはわかりません。何よりもすぐに接着してしまうと、位置合わせの時間がなくて焦るかもしれません。)