サンタマリアについて
こんにち、サンタマリアは世界一有名な帆船といわれています。国王フェルナンド 2世の軍がムーア人のヨーロッパにおける最後の拠点グラナダを陥落させたのが1492年ですが、クリストファー・コロンブスがこの船でヨーロッパにとって完全に未知の世界だった島にスペインの旗を立てたのも1492年です。まさにこの年は、スペインが大航海時代のリーダーの地位へ、ヨーロッパがかつて知らなかった豊かな帝国への道を歩みを始めた年ともいえるでしょう。この大きな2つのできごとのうち1つは、スペイン王室が勇気をもって率先したというものではなく、外国生まれの不遇の平民の不屈の努力によるものだったということを我々は強く記憶するべきでしょう。定評と人気があるキットなのですが、入門者向けかと言えば、これもちょっとウィークポイントがあります。古い時代の少し大きめの帆船の多くは、縦横比が大きく、そのため船首や船尾の曲がりが大きいものが多いのです。ガレオン船なども、曲がりが大きいですし、時代が下っても貨物船などは船首の曲がりが大きいです。(例:エンデバー等、エンデバーは、もともと貨物船だったものを探検船に改造したものです。)